アトピー性皮膚炎で苦しむ人たちの希望!! 新薬『ネモリズマブ』の臨床実験の成果とは??

病気

今回、ニュースなどでたくさん取り上げられていた、アトピー性皮膚炎の患者さんの希望となるかもしれない、新薬の臨床実験の結果が発表されました。

その新薬の名前は『ネモリズマブ』といいます。

私個人も、小さいころからアトピー性皮膚炎に悩まされて、様々なつらい経験もたくさんして、良くなったり悪くなったりしながら今日まで生きてきました。

この新薬が臨床実験を経て承認され、私たちでも使える日が来ればアトピーで悩まされてきた人たちにとってはすごく力強い味方になることでしょう!!

スポンサーリンク

中・重度のアトピー性皮膚炎の患者さんのかゆみ改善と安全性!!

この新薬ネモリズマブは、京都大大学院医学研究科の研究グループによって、米医学誌『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン』の電子版に発表されたそうで、今後は薬事承認申請をし、実用化を目指していくそうです。

ネモリズマブとは

ネモリズマブは、神経細胞に結合することでかゆみを発生させると考えられている、『インターロイキン31 (IL31)』というタンパク質の一種を標的にした抗体製剤で、神経細胞とIL31との結合を防ぎ、かゆみの発生を抑える効果が期待できるそうです。

臨床実験では

研究チームと、ネモリズマブの開発と販売の権利を持つ製薬会社『マルホ』は、外用剤での効果が十分に得られなかった、13歳以上のアトピー性皮膚炎の患者さん(計215人)に対して臨床実験を行いました。

ステロイドの外用薬を使いながら…

ネモリズマブを使用した=143人

・薬としての有効成分の入っていない、偽薬を使用した=73人

どちらも4週間ごとに皮下投与して、16週間後にその有効性を調べた結果…

・偽薬グループ

かゆみが平均21.4%軽減

・ネモリズマブグループ

かゆみが平均42.8%の改善

さらに半数以上の人は眠りにつく時間が早くなり、安眠の時間も増えて、かゆみによる不眠症の改善もみられたそうです。

今回の臨床実験では、思い副作用もほとんど確認されず、安全性が認められたそうです。

この新薬が承認され実用化さたら…

私自身も、数年前にアトピーがこれまでの人生の中で一番悪化して、かゆみや痛み・精神的にも打ちのめされて辛い思いをしました。

今回のこの新薬『ネモリズマブ』が承認されて、実用化に至れば現在もアトピー性皮膚炎に悩んでいる人たちにとっては劇的な変化が起こり、苦しみから解放されるかもしれません。

アトピーを持っている私なら分かりますが、アトピーは炎症や肌の色素沈着などによって、肌に赤みがあったり、黒ずみがあったり、ケロイド化した傷跡が残っていたり、見た目に関するストレスは正直とてつもない物です。

もちろん個人差はあると思いますが、私のように人に見られるのが嫌で、常に人目を気にするようになってしまったり、真夏でも長袖の服を仕方なく着ていたり、そんな苦労は絶えません。

季節の温度変化や、入浴による体温の変化などでかゆみが増したり、乾燥や炎症がひどくなることもあります。

そんな症状の悪化する原因でもあるかゆみが、改善・緩和されるとしたら、できるとしたら、そのひどいかゆみによるストレスや炎症の悪化・かゆみによる不眠症なども改善させることができるということです。

かゆくなければ、ひどくなりにくく改善も早まりますし、炎症を落ち着かせた状態を継続することも出来て、見た目にも精神的にも様々な面でいいことばかりなのです。

まだまだ詳しいことは今後に期待したいですが、一日も早く新薬『ネモリズマブ』をアトピーに苦しむ人たちが実用化できるように、見守っていきたいですね。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
病気
スポンサーリンク
紅りんごをフォローする
スポンサーリンク
お問い合わせ

    お問い合わせ

      スマイルブログ ☺
      タイトルとURLをコピーしました