私たち人間が生きていくために必要な栄養素は、いくつかありますが、皆さんはそれらの栄養素がどんな役割をしているのか、どんな影響があるのか知っていますか??
普段食べている食事から、栄養を摂取して日々生活をしているわけですが、意識して食事を食べている人はどれくらいいるでしょうか??
そこで今回は、以前にご紹介したカルシウム編に続き、亜鉛に注目して不足することでどんな影響が出るのかを、前編でご紹介していこうと思います。
後半では、亜鉛の体内での役割などをご紹介していきますので、皆さんも是非参考にして毎日の食事で栄養素なども意識してみてはいかがでしょうか??
カルシウム編はこちらから ↓
亜鉛が不足すると身体に起こるデメリットとは
亜鉛は、私たちが生きていくのに重要な栄養素で、体内の約200種類以上の酵素を構成している成分で、重要なミネラルの1つです。
体内では作ることのできな栄養素のため、毎日意識して積極的に摂取することが大切になります。
ですが、現状で亜鉛は一日の推奨摂取量を下回ってるそうで、意識して摂取しなけれは、不足しがちな栄養素でもあります。
不足することで、私たちの身体や健康面でも悪影響がいろいろ出ることもあり、一体どんな影響が出るのでしょうか??
1.味覚障害

私たちが何かを口にすると、味蕾(みらい)という受容器官で、味を感じるのですが、亜鉛はこの味蕾の中の味細胞という細胞で重要な役割をしています。
味蕾は細胞の生まれ変わりが短期間で行なわれていて、亜鉛を常に必要としている状態です。
そのため、不足することで味蕾がうまく機能せずに、味覚障害を引き起こす原因になることがあります。
味覚を常に正常に保つためにも、亜鉛の十分な摂取が必要になるわけです。
2.免疫機能の低下
亜鉛は、免疫機能に関係する細胞の働きにも大きく関わっていて、不足することで、免疫機能が低下する原因となることがあります。
風邪や肺炎などの感染症にもかかるリスクが高くなってしまうため、免疫機能を低下させないためにも、亜鉛を毎日積極的に摂取することが重要になります。
3.爪や皮膚のトラブル・脱毛
亜鉛は、皮膚や粘膜・爪などの状態を保つのにも必要不可欠な栄養素で、不足することで皮膚のかゆみ・炎症・慢性湿疹・爪の異常・脱毛などの症状を引き起こす場合があります。
肌の弱い人や、美容を意識している人もしっかりと摂取することでこれらのトラブルの予防をするのにも期待できます。
4.乳幼児・子供の成長障害

最初にもあったように、亜鉛は様々な酵素を構成している成分でもあり、タンパク質やホルモンの合成・DNAの複製などにも大きく関係しているため、成長期の子供にはとても重要なものです。
そのため、亜鉛が不足すると成長期の子供は特に、影響が出やすく成長障害などを引き起こす場合があります。
成長期の子供は、新陳代謝が活発なため亜鉛の必要量がぐっと増えるので、亜鉛の摂取が不足することなく、必要不可欠になります。
特にタンパク質と一緒に摂取することによって、成長期の全身の新陳代謝を促すのにも役立つため、一緒に摂取するのがおすすめです。
5.男性の生殖機能の低下
亜鉛は男性の生殖機能にも大きく関係していて、精子の運動率や数との関わりも分かっているそうです。
男性は、亜鉛不足になることでEDなどを引き起こす事もあるそうで、亜鉛は前立腺や精子に多く存在しています。
そのため、精子の形成にも必要不可欠で、亜鉛を積極的に摂取することによって、生殖機能の改善などにも役立つと言われています。
後半に続く…