前回に引く続き、亜鉛に注目していき今回は亜鉛が持っている、身体での役割についてなどをご紹介していきますので、是非参考にしてみてください。
前編をまだ見ていない人はこちらから ↓
亜鉛の身体での役割・働きとは
1.免疫力アップ
亜鉛は、皮膚や粘膜の保護をするビタミンAに作用して、風邪や感染症などの緩和にも役立つ栄養素です。
また、病原菌などを撃退する働きをしている、白血球にも亜鉛が含まれているため、傷や病気の回復にもすごく重要な成分なため、しっかりと摂取することで免疫力を上げるのにも繋がります。
2.抗酸化作用

亜鉛は体内のビタミンAの代謝を促進して、ビタミンAの持つ抗酸化作用を活性化させる働きをします。
そのため、活性酸素などの除去を促し、活性酸素が原因で起こる体内の酸化・老化などを予防することも出来るため、アンチエイジング効果や、生活習慣病などの予防も期待できます。
3.肌・皮膚・髪などの健康を保つ
皮膚や髪はタンパク質で構成されているため、亜鉛をしっかりと摂取することでタンパク質の代謝を促してくれて、皮膚や髪のトラブルの改善にも役立ちます。
皮膚や髪は新陳代謝が短期間で行なわれるため、これらを健康に保つためには、亜鉛の十分な摂取が必要となり美肌や美髪にも役立ちます。
4.うつなどの症状を和らげる

うつ状態になるのは、脳の機能が低下し神経細胞の伝達がうまくいかないことが原因の一つとされているそうです。
亜鉛は、神経伝達物質の生成に必要な成分でもあるため、体内に不足することなく十分に亜鉛が存在していれば、精神安定や脳機能の向上・うつ状態の緩和などにも効果が期待されます。
亜鉛を多く含む食品とは
亜鉛は、様々な商品に含まれていますが、その中でも特に含有量の多い物は…
牡蠣・アワビ・するめ・豚レバー・牛肉・卵・チーズ・高野豆腐・納豆・ナッツ類
などに多く含まれていてますが、亜鉛は水に溶けるという性質があるため、調理時間を短縮したり、煮汁ごと食べられる鍋やスープなしたりと工夫が必要です。
また、レモン・すだち・かぼす・ゆずなどのビタミンⅭが豊富な柑橘類と一緒に摂取することによって亜鉛の吸収率があがるそうなので、ぜひ試してみてください。
逆に、亜鉛の吸収を阻害する食べ合わせの悪い食品もありますが、それについてのご紹介も以前にしているので、気になる方はこちらから ↓
亜鉛の過剰摂取による副作用とは
亜鉛は、それ自体には毒性もなく、普通の食生活を毎日していれば過剰摂取することはほぼないようです。
ですが、最近では亜鉛の健康効果が有名になったり、色々なところで取り上げられていることもあって、サプリメントなどで亜鉛の摂取をする人も多いのではないでしょうか??
亜鉛の一日の摂取目安は成人で、約8~10mgほどですが、それを超えて2000mg以上を摂取した場合、急性中毒になり嘔吐・食欲不振・下痢などを引き起こす事もあるそうです。
また、一日当たりの摂取が男性で40mg、女性で35mgを慢性的に摂取し続けると、貧血・免疫機能の低下・代謝異常・に繋がる場合もあるそうなので、摂取量には注意が必要です。
まとめ

亜鉛という栄養素や言葉自体は知っていましたが、こんなにも重要な役割がたくさんあるとは知りませんでした。
このように、亜鉛の重要性を知ってみると、毎日の食事で意識して献立・メニューを考えようと思うようになりました。
他にもまだまだ、重要な生きていくために必要な栄養素はたくさんあるので、どんな役割をしているのか・何に多く含まれているのか・過剰摂取や不足によるデメリットなどの情報を知っておくことが大切です。
そうすることで、毎日の食事への意識が変わり、それに伴ってダイエットや腸活・免疫力アップなどにも役立てることができると思います。
これを機に皆さんも、毎日の食生活を見直してより効果的に栄養素を摂取できるように、改善などしてみてはいかがでしょうか??
これからも、無理のない健康的な体作りやダイエット、腸活・免疫力アップを心がけて皆さんも一緒に頑張って行きましょう!!