梅干しは、昔から日本人である私たちにとっては馴染みのある食材でもあり、その健康効果などは最近でも良く取り上げられるようになりました。
お弁当や、おにぎり・お茶漬けなどの具としても使われ、調味料としても多くの料理に使われています。
そこで今回は、梅干しの栄養成分や健康効果・ダイエット効果・効果的な食べ方などをご紹介していきますので、皆さんも是非参考にしてみてください。
梅干しのダイエット効果UPの成分とは

1.クエン酸
まず、太りやすい・太りにくいなどの差は、人それぞれの基礎代謝の違いによって変わってきます。
基礎代謝は、私たちが生きていくために重要なエネルギーの事でもあり、呼吸・体温調節などによって、寝ている間でも消費されるエネルギーです。
基礎代謝は、基本的には年齢を重ねるにつれて減少していき、段々と痩せにくい体質になっていきます。
そこで重要になってくるのが基礎代謝を上げることです。
基礎代謝を上げるためには、梅干しに含まれているクエン酸がその役割を果たしてくれます。
クエン酸は、梅干しの酸っぱさの素にもなっているもので、食べたものをエネルギーに変える代謝経路でもある、『クエン酸回路』に大きく関わる成分でもあります。
このクエン酸回路が十分に機能することによって、エネルギー変換が効率よく進み、基礎代謝がアップして疲れにくく、太りにくい体質づくりの役立ちます。
果物などにもクエン酸は含まれていますが、梅干しであればごはんなどの相性もいいため、手軽に食べることができます。
2.二種類の食物繊維

梅干しには、水に溶けやすい水溶性食物繊維と、水に溶けない不溶性食物繊維の2種類が含まれています。
水溶性食物繊維は、水に溶けると粘着性のゲル状になり、胃の中で長くとどまり、腹持ちも良くなることでダイエットにも最適です。
不溶性食物繊維は、噛む回数が増えることで、胃液や唾液の分泌を増やして、満腹感を得られやすくなり水に溶けないため、胃や腸で水分を吸収して膨張します。
膨張することで、便のカサ増し効果にもなり便の排出を促してくれて、便秘解消効果・デトックス効果なども期待できるため、ダイエットにも最適です。
3.ポリフェノール
梅干しにはポリフェノールも含まれていて、ポリフェノールには脂肪細胞に脂肪を蓄積させるのを防ぐ効果があり、肥満予防にも繋がるためダイエット効果が期待できます。
梅干しダイエットとは

1.一日2~3個ぐらいの梅干しを食べる
クエン酸の一日当たりの推奨摂取量は、1.5~2gとされていて、疲れなどが溜まっている人などは、5g程を摂取するといいとされています。
梅干しではMサイズの物を2~3個ぐらいを食べることで、クエン酸がちょうど2g程になるそうです。
ただし、梅干しは塩分が多く含まれているため、たくさん食べると身体には良くありません。
塩分を気にする場合は、減塩の物などを選ぶようにし、くれぐれも食べすぎには注意しましょう。
2.食べるタイミング

クエン酸は一度にたくさん摂取すればいいわけではなく、一日の中でこまめに摂取することでその効果をより発揮することができます。
ダイエット効果に注目するならば夕食前に1つ食べることで、夕食で食べたものを効率よくエネルギーに変換することができ、基礎代謝をアップさせることも期待できます。
一日の中でも、夕食は最も太りやすく運動をしない限り身体に脂肪がたまりやすい時間帯でもあります。
そのため、夕食で梅干しを食べることで、より効果的に代謝を促すことができます。
さらに就寝前に一つ食べることで、就寝中の基礎代謝を上げる効果も期待できて、疲れを溜めにくい太りにくい体質づくりに繋がります。
part2に続く…