右目の失明から3年ほどが経ちますが、これまでずっと気になっていた右目の黒目(角膜)部分の白い濁りがずっと気になっていました。
治療自体はこれ以上はもうできないため、治療での改善はできません。
ですが、以前から眼科の先生に義眼を使えば、見た目にはほとんどわからなくなると言われていました。
しばらくは、友達に会ったり、誰かと交流することはなかったのでそのままの目の状態で生活していました。
ですが、いざアトピーが改善して色々な興味が沸き、自分磨きのためのダイエットも順調に進んでいく中でやはり、右目の濁りは人目にも付くし隠せるような場所ではないので、どうにかしなければと思いました。
そこで眼科の先生に紹介してもらったのが…
アツザワプロテーゼ さんでした!!
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まずは電話をして、手順や予約のことなど質問などをもしましたが、初めてのことでとても緊張しましたが、丁寧で親切な対応でとてもホッとしました。
1回目の来院では、その日は書類や手続きの方法などの諸々の説明を聞き、本格的な作成作業は次回からということでその日は終了し、その後病院や市役所などの手続きを終えました。 ※さらにここで、オーダーの義眼ができるまでの仮の義眼を貸していただきました。
2回目の来院では、実際に作る義眼のサイズや黒目の色や、位置を測り本格的な作成スタート!!
3回目の来院では、白目部分全体の黒目のまだ入っていない状態の物を、仮装着して白目部分の横幅やフィット感などを確認し、付けた感じ痛いところがないかなども確認しました。
4回目の来院では、前回の修正点(白目の横幅)の確認・黒目を入れた状態になったので黒目の位置の確認をして、黒目の位置が0.5ミリずれているとのことでさらに次回までに修正してくれるとのことでした。
5回目の来院で、前回までの修正点を実際に装着した状態で確認して、ようやく出来上がり☆
私の場合実際には、手続きなども含めると約2か月ほどで完成しました。
今回私が作ってもらった義眼はコンタクト義眼というタイプ
私は、眼球自体は残っている状態のため、コンタクト義眼という眼球にかぶせるタイプの義眼を作成してもらうことになりました。
初めて使うということで1回目の来院の時に、自分の義眼ができるまでに装着に慣れさせるために、仮の義眼を貸していただきました。 (下の写真は仮のコンタクト義眼)

最初の装着は3時間ぐらい、1週間後は4~5時間で、さらに1週間後には6~8時間といったように、少しずつ目に慣れさせて様子を見ながら、時間も長くしてくださいと教えていただきました。

普通のコンタクトレンズとは違い、プラスチック製で黒目部分もしっかりと色がついています。
ただ、仮の義眼なので白目部分は真っ白ですが、付けた感じは黒目の大きさや色にもあまり違和感なくつけることができました。
入れる向きなどもあり、もちろん仮のものなのでサイズも小さく目の中でずれることもあったりしました。
気が付いたら黒目が外を向いているなんて言うことも、たまにありましたが仮の義眼なのでそれは仕方ありません。
付けるときは手を使って目に入れますが、外すときは吸盤付きのスポイトを使って外すため、すごく簡単で怖さはなくとても便利です。


スポイトの形やサイズ感はこんな感じで、先に吸盤がついているスポイトです。
基本的に小さい物なので、持ち運びも大がかりなものではありません。
コンタクト義眼の保存はケースに水を入れた状態での保存だけで、特別な保存液などは使わなくていいので面倒なこともありません。
実際に仮のコンタクト義眼を付けた感じがこちら
着用前

着用後

少しわかりにくいかもしれませんが、左側の黒目下部分の白い濁りと、白目が真っ白になっているのが分かるかと思います。
私の場合は、眼球自体の委縮もあるため何もつけていない状態だと、目の大きさが違ってきますが、コンタクト義眼を付けた後は眼球に厚さが出るため、目の大きさも同じになりさらに違和感がなくなります。
このように、自分の義眼ができるまで仮の義眼を装着して生活していますが、仮であっても見た目の改善があるので、自分でも人目を気にせずに外出することができて、気持ち的にもとてもいい感じで、本格的な自分のコンタクト義眼が出来上がるのがとても楽しみです☆
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