アトピーが原因の片目失明で変わった事・変わった生活習慣とは??

病気

皆さんは、普段片目だけを使って生活したことがありますか??

何となくわかるかと思いますが、普段見えていた片目をふさいだ状態で過ごすということは、とても生活がしづらく不便なものです。

実際に数年前に片目の失明をした私が、一体どんなこと不便なのか生活で変わったことなどをお話していこうと思います。

普通に見えている、両目とも健康であることがどんなに幸せなことなのかということを皆さんにも実感していただき、目の病気に対する危機感や意識などを今以上に深めてもらえたらと思います。

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片目の失明で変わった物の見え方とは??

皆さん、片目を閉じた状態で周りを見てみてください。皆さんにはどう見えますか??

おそらく最初に感じたのは、遠近感が分からない事だと思います。

遠近感(距離感)は、物の距離を測ったり・自分との距離を測ったり・奥行きがどのくらいあるのか・高さがどの位あるのかどを知るのにも重要な要素です。

目の前の物をつかむときや、周りにいる人にぶつからないようにしたり、階段の昇降や、遠くにあるものか近くにあるものか判断したり、運転など様々な日常生活で使われる感覚でもあります。

その感覚が分からない状態で家の中で生活したり、外を歩いたり、仕事をしたり、正直不便で不自由なことばかりです。

さらに、私の場合は見える方の目も網膜剥離の治療の段階で、何度も強いレーザーを当てての治療を行ったために、視界の中にも見えない部分が点々と存在しているため、すべてがきれいに見えているわけではありません。

距離感が分からないと例えば…

・物をつかみたい、手に取りたいときにうまくつかめない

・自分との距離が分からないので、物にぶつかってしまう

・階段の昇降、特に降りる時に段差の高さが判断できないため怖い

・外を歩くとき、見えない方から人や車が来たときに気付かない

・道を歩くときに、ちょっとした段差が分からない

このように、少し上げただけでも、生活の様々なことが不便で不自由に感じることがたくさんあります。

片目の失明で変わった生活とは??

私のこれまでの生活と、現在で大きく変わったのが行動面です。

私の場合は、見える方の視力や視野も悪いため運転免許の更新ができず、運転免許は返納する形になりました。

そのため、以前のように車で買い物に行ったり、気軽に少し遠くまで遊びに出かけたりすることができなくなりました。

そのため、基本的に買い物に行く時は徒歩で近くのスーパーに買い物に行くか、少し距離のある所ならば、親に車で送って行ってもらうか、バスに乗って近くまで行くことになります。

さらに、基本的には徒歩なため一度にたくさんの買い物やすごく重い物、大きい物やかさばる物の買い物はなかなかできないので、重い物を買うときには日にちを分けたりするなど、こまめに買い物に行くようになりました。

以前は、ふらっと服を見に行ったり雑貨などを見てみたり、アクセサリーを見たりなどウィンドウショッピングをすることもありましたが、今では人が多いところに一人で行くのも怖かったり、目的がないとほとんど行くことはありません。

道や店内を歩くときにも、人とぶつかったり人が急に飛び出してくるのも怖いので、基本的に壁側を歩くようになど気を遣うようになり、外に出る頻度も以前よりはかなり減りました。

何をするのにも、どこに行くのにも、以前よりたくさんの時間がかかり、商品を一つ手に取ってみるのにも、以前より時間がかかるのです。

仕事でも、前は接客業・サービス業でバリバリ働いていましたが、今では以前のように働くのはとても難しい状態です。

見た目には分かりづらい片目失明の大変さ!

私も、片目を失明してみて初めて知ったり、分かった事・実感したことがたくさんあります。

世の中には、片目失明でも障害者ではなく、健常者と同じ扱いをされてしまうということで、とても苦しんでいる人たちもたくさんいることを知りました。

私は、見える方の目の視力も視野もあまりよくないので、ギリギリのところで障害者認定を受けることになりましたが、それでも等級は思っていた以上に低く、補償などはないに等しい状態です。

世の中には、私と同じような状態でも障害者認定を受けられずに、つらい思いやストレスを抱えている人たちもたくさんいます。

片目が見えなくても、もう片方の目が見えるから障害者とは言えない!?ということなのでしょうか??

こんなに片目が見えないことは不便で不自由で、生活もがらりと変わってしまって、以前はできていた事でもできなかったりするのに、本当に両目が見える人と同じといえるでしょうか??

見た目には分からない・経験しないと分からないことがたくさんあるのに… 私にはだれがどうやって、何を基準に判断しているのか詳しいことは分かりませんが、その判断を下している人たちには是非、片目の生活を私たちと同じ経験を体験してみたうえで、両目とも見える人と本当に同じかしっかりと判断してほしいです。

まとめ

私たちの周りの人には、なかなか分かりづらいところですが、片目だけの生活は本当に大変です。

様々な観点から見ても、私たちの状況はまだまだ厳しいと思いますが、これから先もっと補償や支援が私たちのような人達にとって、優しく思いやりのあるものになっていけばいいなと感じました。

全ての人たちに、全部理解してもらうのはなかなか難しいと思いますが、一人でも多くの人に大変さを知ってもらって、目の病気に対しても軽視することはせずに危機感を持ち、そしてさらにそこから同じような経験をする人たちが減ってくれたらいいと思います。

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